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宅地造成も良いけれど・・
日本全体が人口減になっています。北海道も例外ではありません。
しかし恵庭千歳は人口が減っていません。少しずつではありますが、増え続けています。
恵庭は札幌、千歳空港の中間地点にあり、立地的に利便性が良いのと、「花のまち」「暮らしやすいまち」として人気が高いこともあり、子育て世代や熟年世代にも「住むまち」として住宅を求める人が多いことが大きな要因となっています。
そのうえ、宅地開発も活発で、今年度から南島松(道と川の駅北側)で宅地開発が計画されています。
用地として3ha、およそ60区画の宅地が販売される予定です(平成30年秋)
今、その準備が着々と進んでいます。
1区画の面積はおよそ300㎡以上。
河川敷に面していることもあり、大きめな宅地に庭の綺麗な住宅が立ち並ぶことがイメージされます。
このように新しい住宅地が生まれる反面、恵庭市内の旧市街地は高齢化が進み、今後空家になる家が増えると思われます。
恵庭駅に近い住宅地は古いながらも、利便性に富んでいるので、売地があれば早く売買となる傾向にあります。
しかし空き地が少ない。。
また、借地も多くあり、地主さんから土地を借りて家を建てた人が高齢化し亡くなるケースも増えています。
相続人の方たちは、土地を地主さんに返すために家を取り壊す負担が生じます。
取り壊しには100万円~200万円ほどかかります。大きな家ならもっとかかります。
そのお金が負担できずに、古屋が残ったまま・・それが社会問題として取り上げられている「空家問題」とつながります。
自治体によっては、古屋を取り壊すための補助金を出しているところもあるようですが。。。
恵庭は新しい宅地の話題が注目されがちです。
しかし、もっと市の中心部の既存住宅地に目を向け、新しい世代の人々が住めるように、
行政とわれわれ業者が一緒に考えていっても良いのではないかと思っています。
2017年8月 5日